Lovers
オリジナルロマンス小説更新情報、レビュー、ETC.
純白の似合う季節に
純白の似合う季節に純白の似合う季節に
コニー・ブロックウェイ (2007/09/10)

翻訳:数佐尚美
原書房



2002年RITA賞 ヒストリカル部門受賞

またしても気に入ったのはヒストリカルでした。
詐欺師で劇場歌手(歌手で詐欺師?)のレッティと治安判事エリオットの大人のラブストーリーです。
誰もが知り合いの田舎町、
レッティが拾った列車の切符で辿り着いてみれば・・・
待ち受けていた人達に、公爵令嬢でウェディングプランナーの女性と間違えられて・・・
設定が楽しい(時々?な)わりには、内容はとってもいい感じです。

二人の雰囲気も良いし、レッティが公爵令嬢ならば言う筈のない言葉、取る筈のない行動でエリオットを振り回していくあたりは、絶妙です。

邦題がきれいすぎて雰囲気が違うかもしれない・・・原題が「The Bridal Season」ということなので、仕方ないかと思いつつ、いっそ「恋する詐欺師」くらい大胆ならいいのに、と思ってしまいました。

でも良かったです。
あやまちは愛
あやまちは愛 あやまちは愛
トレイシー・アン・ウォレン (2007/06)
翻訳:久野 郁子
二見書房



2007年RITA賞 新人部門、ヒストリカル部門ダブルノミネート
これは良かったです。
社交的で我が侭な双子の姉と、結婚式当日に花嫁として入れ替わる、本が好きで内気な妹。
現代版でも双子の姉妹がヒロインになるロマンスは多いけれど、やはりヒストリカルの方がより効果的な感じがします。
本作は19世紀初頭のイギリス。結婚するまであまり会話がなかったり、2人っきりになる事が少なかったり・・・でもなければ入れ替わって何日も気付かないなんてあり得ないしね。(^_^;) 
まあこの作品のヒーローは初夜を迎えてもずーっと気付かなかったけど・・・。
気付く前、気付いた後、それぞれの感じも良くわかって、ロマンスらしいロマンスでした。
随所に書かれている豪奢な雰囲気もロマンスの王道を行ってます。
RITA賞はノミネートだけで受賞には至らなかったようですが、本作は三部作の第一作らしいので、次が楽しみです。
次は、我が侭な姉の物語が翻訳される筈です。


恋に危険は
読書感想文 第2弾

恋に危険は 恋に危険は
スーザン・イーノック (2007/05)
翻訳:数佐尚美
原書房(ライムブックス)

ロマンティック・タイムズ
レビュアーズ・チョイス賞 受賞


美術コンサルタントで、美術品泥棒を生業とするサマンサ。
依頼をうけて高価な美術品を盗みに入った先でトラブルに巻き込まれる。
その窮地を抜け出すには、泥棒に入った屋敷の主人で、爆発から救ったリチャードの助けがいる。
というわけで再度リチャードの前に・・・殺人事件も絡めたスリルも楽しめる作品。

だが、美人の大泥棒と男前な屋敷の主人という設定に、頬がヒクヒク。
スパイものや殺人事件や、CIAものとか、あり得ない設定は数々あるし、それらを楽しんでいないか、と言われると充分に楽しんでいる。
ただし、それらには皆きちんとスリルとサスペンスが感じられた場合に限る。
こちらは、泥棒さんも殺人も、娯楽的。

読後感としては、クールな印象にはならなかったみたい。
恋に落ちる確率
思い立って、読書感想文・・・です。
いつか好き勝手を書きたいと思っていたので、ここで時たま書いてみます。
但し、まともなものは期待しないでくださいね。現国の成績は悪い方でしたから。


恋におちる確率 恋におちる確率
ジェニファー・クルージー (2007/06)
翻訳:平林 祥
原書房 ライムブックス


2005年RITA賞受賞作品
ダイエットが必要な33歳のミネルヴァ。妹の結婚式に向けてダイエットに励んでいたある日、式目前で恋人に別れを告げられた。でもそのあと現れた、というか仕組まれた男キャルビンは、男前で・・・・

これってロマンス?
と思いながら読んだ1冊です。
なんせ、ミン(ミネルヴァの略ね。)の体重がどのくらいなのかわからない。
というかどのくらい太っているのかわからない。
で、そんなミンをキャルは気に入っている。
キャルがどの程度の許容範囲でミンをセクシーだと思っているのかも不明で・・・。
結局大して太っていないんじゃないの? と思えてくる。
そしてミンは大の靴マニア。どうやらキャルも靴フェチ。
恐ろしげなデザインの靴を良く履いている。そんなのどこに売ってるのよ? みたいなデザインばかりで・・・。
ここでも大いに疑問だったのが、普段、革以外の靴を履かない私的には、ビニールの靴なんて履きたくない、というもの。
そんなんで5分も歩いたら、足が痛いだろうと思う。

要するに、ロマンスを楽しむためには余分な小道具のない1冊の方が私向きらしい。

ストーリーよりもミンの太り具合と奇抜な靴の記憶の方が鮮明。
そしてヒーローも太めの人が好きなのはいいとして更に靴フェチまで合わせると言うのはどうよ、な1冊でした。